2013年11月27日水曜日

【絵本:4】「いってらっしゃーい いってきまーす」 作:神沢とし子 絵:林明子

やまおやじです!

今日は『いってらっしゃーい いってきまーす』をご紹介します!



作:神沢とし子さん  絵:林 明子さんです。

本の初版は1983年。

この世代生まれの私にとって、この本の内容は今までにないタイプであり、
これからの新しい家族の構成がこの絵本にはあります。

お父さんは絵描き、お母さんは会社勤めです。
今でこそこのような形は多くなりましたが、1983年では先駆けという存在だと思います。

ま~絵本ですので、いろいろと考えをめぐらすのはやめとして、絵本の内容に移ります。


先にも書いた通り、「お父さん」は絵描き、「お母さん」は会社勤め、
その間に生まれた「なおちゃん」の3人家族の朝の光景が絵本に収められています。

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お父さんはなおちゃんを自転車に乗せ、たばこ屋のおばあさんにあいさつをし、
商店街を抜けていきます。

その間でのおとうさんとなおちゃんの会話が、非常に家庭的な会話で
なんかほほえましくなってしまいます。

お父さんはなおちゃんを保育所に届け、そのまま絵をかきに行き、
なおちゃんは保育所で楽しく遊んでいます。

私も保育所でしたので、お昼寝の時間を思い出すと日によってなかなか寝付けない日や、
あっという間に寝てしまう日などを思い出します。
あの昼寝気持ちよかったな~って・・・。

夕方、お母さんがなおちゃんを迎えに来ます。

なおちゃんは押しボタンの信号をどうしても押したくて、押したくて・・・。
そのうつむきかげんのなおちゃんがすっごくかわいくて、いいですね!

うちの子供も少しは大きくなりましたが、いまだに急いで押しに行きます。
ま~私もいまだにそんなところはありますが・・・。


その後、お母さんと夕飯の買い物に出かけます。

このあたりの絵が、私の一番好きな部分です。
八百屋さんの風景、お肉屋さんの風景(ちなみに、お肉屋さんの前で屈んでいるおばさんの
スカート柄が牛、豚、とりですので、お楽しみに!)、クリーニング屋の店先、
自動販売機が並んでいる風景、どれをとっても私が小さいころ見た風景そのままです。
小さいころの気持ちがすっごくよみがえってきます。
だから、この本を読むとすっごくいい気持ちになり、なんだか親のことが懐かしくなります。

あ~俺もそんなことがあったな~ってね。

帰り道、朝通ったタバコ屋さんのおばあちゃんに気を使うなおちゃんも
子供らしくて、すっごくかわいいですね。

家の前まで来ると、お父さんと会います。
親子の会話が更に心を和ませます。

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この本は、個人的には子供が楽しめる本というより、
大人が子供であった当時を思い出させる良い本だと思っています。

仕事、家事につかれたときに、読んで心を和ましてくれる一冊です。

是非読んでみてください。

では、やまおやじでした!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

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追伸:最近、児童書の中で集英社から出ている「世界の伝記 NEXTシリーズ」
    熱いです!今風な絵で、子供たちも読みこんでいます!
    おすすめですよ!

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