やまおやじです!
今日は『いってらっしゃーい いってきまーす』をご紹介します!
作:神沢とし子さん 絵:林 明子さんです。
本の初版は1983年。
この世代生まれの私にとって、この本の内容は今までにないタイプであり、
これからの新しい家族の構成がこの絵本にはあります。
お父さんは絵描き、お母さんは会社勤めです。
今でこそこのような形は多くなりましたが、1983年では先駆けという存在だと思います。
ま~絵本ですので、いろいろと考えをめぐらすのはやめとして、絵本の内容に移ります。
先にも書いた通り、「お父さん」は絵描き、「お母さん」は会社勤め、
その間に生まれた「なおちゃん」の3人家族の朝の光景が絵本に収められています。
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お父さんはなおちゃんを自転車に乗せ、たばこ屋のおばあさんにあいさつをし、
商店街を抜けていきます。
その間でのおとうさんとなおちゃんの会話が、非常に家庭的な会話で
なんかほほえましくなってしまいます。
お父さんはなおちゃんを保育所に届け、そのまま絵をかきに行き、
なおちゃんは保育所で楽しく遊んでいます。
私も保育所でしたので、お昼寝の時間を思い出すと日によってなかなか寝付けない日や、
あっという間に寝てしまう日などを思い出します。
あの昼寝気持ちよかったな~って・・・。
夕方、お母さんがなおちゃんを迎えに来ます。
なおちゃんは押しボタンの信号をどうしても押したくて、押したくて・・・。
そのうつむきかげんのなおちゃんがすっごくかわいくて、いいですね!
うちの子供も少しは大きくなりましたが、いまだに急いで押しに行きます。
ま~私もいまだにそんなところはありますが・・・。
その後、お母さんと夕飯の買い物に出かけます。
このあたりの絵が、私の一番好きな部分です。
八百屋さんの風景、お肉屋さんの風景(ちなみに、お肉屋さんの前で屈んでいるおばさんの
スカート柄が牛、豚、とりですので、お楽しみに!)、クリーニング屋の店先、
自動販売機が並んでいる風景、どれをとっても私が小さいころ見た風景そのままです。
小さいころの気持ちがすっごくよみがえってきます。
だから、この本を読むとすっごくいい気持ちになり、なんだか親のことが懐かしくなります。
あ~俺もそんなことがあったな~ってね。
帰り道、朝通ったタバコ屋さんのおばあちゃんに気を使うなおちゃんも
子供らしくて、すっごくかわいいですね。
家の前まで来ると、お父さんと会います。
親子の会話が更に心を和ませます。
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この本は、個人的には子供が楽しめる本というより、
大人が子供であった当時を思い出させる良い本だと思っています。
仕事、家事につかれたときに、読んで心を和ましてくれる一冊です。
是非読んでみてください。
では、やまおやじでした!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
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追伸:最近、児童書の中で集英社から出ている「世界の伝記 NEXTシリーズ」が
熱いです!今風な絵で、子供たちも読みこんでいます!
おすすめですよ!
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