2014年1月13日月曜日

【ビジネス書:23】若き友人たちへ 筑紫哲也ラストメッセージ

やまおやじです!

今日はビジネス書 23回目です。

今日取り上げる本は、「若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ 」です。




この本と出会ったのは5年前、仕事で出張の途中の本屋で見つけました。
筑紫哲也さんが亡くなったと聞いてはいましたが、本が出てることは知らず
たまたま見つけ、一気に読んだことを昨日のことのように覚えています。

いつもならポイントなど書いていきますが、今回はその時の感情を一気に書こうと思います。

本の最初では、2回だけ「青春と読書」という雑誌で掲載された「若き友人への手紙」と
題された筑紫哲也さんの文章そのままが載っています。

そこには、死期差し迫る中で、筑紫哲也さんが、筑紫哲也さんなりの言葉で
何かを残そうとしているのが読み取れ、感じ取れます。

文章に勢いがあり、生きることの大切さ、限りある人生の中で人間はどのように
生きるべきなのか?を考えさせられました。
たった2回ですが、そこからやまおやじは生きる強さを感じました。

やまおやじは、この言葉を何回も読んで自分がどう生きなくてはならないのか?
何をしなくてはならないのか?を考えました。
大げさに感じるかもしれませんが、読んでいる飛行機の中で泣けてきたのを覚えています。
その文章は下記になります。

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『主題はあなたです。

 あなたは何を考えなくてはならないのか?

 あなたは何をやらねばならないのか?

 あなたは何をやってはならないのか?』

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やまおやじは、その頃仕事していた部署で悩んでいました。

有能な後輩がどんどん成長し、このままでは自分は追い越されていくかもしれないという恐怖感、
今の職場ではもう自分は伸びないのではないか?という自分に対しての苛立ち、
そして、当時の直属の上司が抜け、自分が何とかしないといけないなどの何かが詰まった
心境がありました。

けど、上の文章を読んで、考えて、考えて、たいして役にも立たないやまおやじの脳みそなりに、
考えて、出たのは単純な『今の自分に出来ることを精一杯やろう』という事でした。

答えは単純でした。やっぱり中身のない脳みそでした。
けど、その単純でいいと思いました。

そして、やってはならないこと。それは、今の仕事を放棄することでした。
ようやく任されるような仕事になったのに、それを放棄しようとしている自分に気づきました。

自分はどれだけ生きれるかわからない。けど、出来る限りのことをしようと思えたのは、
この本に出会ってからです。

筑紫さんはこうも書いています。

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私が心配なのは、にもかかわらず、『近頃の若いもの』があまりにも優しくてナイーブなために、

そういう評価にふり回され、自分を見失いかねないことです。

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やまおやじはその当時、評価というもにすごく敏感でした。
(今はその当時ほどではありませんが、やっぱり完全には抜けませんね・・・。)

周りからどう見えるか?どう評価しているのか?という事が気になっていました。
けど、単純ではありますが自分なりの、その当時としてはそれなりの答えを見つけ出したことで、
評価というものはあとからついてくるだろう!と思い、評価を気にすることを意識的に
頭の中から遠ざけました。

結果はどうであれ、今振り返るとそれはそれで、まずまずの判断をしていると思います。
(自分でいうのもなんですが・・・。)

その後、部署も変わり大きく仕事が変化したことで、状況は一変しましたが、
まず良かったと今でも思います。

あの時期に感じた気持ちは大切にしようと思っています。
それを思い出させてくれる、やまおやじにとっては大切な本です。

これからも、自分なりに何をして何をしなくてはならないのか?を考え直し、
成長をしていきたいと思いました。

ちょっと本の紹介という感じではないかもしれませんが、筑紫哲也さんからいい手紙をもらったと
思います。

皆さんも読んでみてください。

やまおやじでした。

追伸:ちょっとうざったい文章になってしまいましたね。
   すいません・・・。ご了承願います。


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